2024年11月6日〜11日、5泊6日の日程で小笠原諸島に4組のご家族とAYAの中川と岡田で行ってきました!
小笠原諸島に向かうには、小笠原丸に24時間乗船して向かう必要があり、船中泊が行き帰り1泊ずつ合計2泊が必要な旅程になります。
船内は強い揺れがある点、24時間拘束されるという点で、病気や障害があったり、医療的ケアが必要なお子さまにはなかなかハードルが高い環境です。そこをAYAは「医療従事者の帯同」という点でカバーさせていただきます。今回は医師で代表の中川と看護師の岡田と2名体制で帯同しました。
また小笠原諸島に着いてからも、現地の診療所と連携し、海へ入る際はダイバーの看護師さんも2名、合計医療従事者4名で帯同し、
「医療的ケアがあっても、海に入りたい」
「イルカを見に行きたい」
そんなご家族の声に応えさせていただきました。
昨年は2組でしたが、今年は4組のご家族をお連れすることができました!
– 1日目 –
11時竹芝港から出航の小笠原丸に乗り込みました。
船内ではみんなで夕陽を見にデッキにあがったりカードゲームで遊んだりして過ごしました。
– 2日目 –
父島の二見港には11時に到着、現地のスタッフの方が出迎えてくださいました!今回の宿泊施設であるパパス・アイランド・リゾートにチェックイン。
その後はみんなで島を散歩して過ごしました!夕食は皆でチャーリーブラウンさんでいただきました!
– 3日目 –
小笠原自然探検隊ONEの石井さんご家族と看護師の亀崎さん、阿部さんと共に海へ出航!
午前午後に分かれて2組ずつで、野生のイルカの大群と遭遇!
シュノーケリングでは綺麗なお魚を見ました!
子ども達は、船の先頭に座って風を感じたり、跳ねる船にテンションが上がったり、イルカに興奮したり、クラゲを触って興奮したり、思い思いに楽しんでいました。
初めて海に入った子どもさんも。初めての体験がいっぱい増えて、目をキラキラさせている子ども達、そしてそれを見て喜ぶたくさんの大人達。とってもいい時間を過ごせてハッピーな気分になりました❤️
– 4日目 –
4日目は島内観光へ。パン屋さんに行ったり、小笠原海洋センターに行ったり、海岸で海遊びをしたりして過ごしました。小笠原ビジターセンターにも行かせていただきました。
– 5日目 –
あっという間に5日目になってしまいました。最終日は14時までフリータイム。仲良くなった現地のお友達と遊びに行ったり、思い思いに過ごしました。
15時の船の出航時にはお見送りに現地のスタッフの方が来てくださいました!
作ったレイを首にかけてくれ、別れを惜しみました。
小笠原でお別れする際は「さよなら」ではなく「いってらっしゃい」と声をかけられます。また戻ってきてねという意味でそういう風習なのだそうです。
いただいたレイは船内から海に投げ入れて、また戻ってきたい気持ちを伝えます。
また必ず戻ってこよう、そんなお別れになりました。
(ちなみに来年も小笠原プログラムはやりますので、AYAメンバーは戻ってくる予定です!)
お別れを惜しんだのも束の間。この日の船内は大揺れ。行きの船とは比べ物にならない揺れに大人がダウンする中、子どもたちは元気に踊ったり、カードゲームをしたり過ごしていてたくましさを感じました。
– 6日目 –
船内で皆で最後に写真を撮り、無事大きなトラブルもなく15時に竹芝港に帰ってきました!
みんなとっても良い顔。
参加者の声
- 大変楽しむ事が出来ました。医ケアがあっても船に乗り、シュノーケリングやツアーに参加出来て、まわりの家族にも恵まれ、6日間楽しめました。忘れられない思い出が出来ました。ありがとう御座いました。
- パニックになったり、沈んでしまった時にも、皆さん優しく対応していただき、良い経験ができました。そんな皆さんと一緒だったので、食べれない物や着れない物にチャレンジもできました。ありがとうございました。
- 今回参加できて本当によかったです。4組に選んでいただきありがとうございました。他の3家族も皆さん話しやすくいい方々で助け合いながら過ごせて感謝しています。AYAのスタッフが一緒だったので、不安もなく安心して過ごせました。企画から当日まで大変お世話になりました。
- 夏の家族旅行を決めた後にプログラムを知り、色々と(休みが取れるかとか金額がとか笑)悩み、応募するかどうか悩みましたが、本当に参加して良かったと思っています。家族だけではチャレンジ出来なかっただろう離島への船旅、ボートでの海遊び、本当に良い思い出になりました。
参加した4組の家族からはこのような声をいただきました。4組のご家族ともに楽しんでいただけたようでよかったです。
AYAでは来年も小笠原プログラムを実施できるように準備をしてまいります!ぜひご参加をご検討ください。
今回の小笠原プログラムは多くの方の助けがあって実施できました。
小笠原海運の関係者の皆様、宿泊先のパパスアンドリゾート様、
ゲストハウス島じかん・小笠原自然探検隊ONEの石井さんご家族、
小笠原診療所の亀崎先生、奥様で看護師の亀崎さん、看護師の阿部さん、
福祉車両を貸してくださった小笠原社会福祉協議会の皆様、
現地で食事を食べさせていただいたチャーリーブラウン様、洋風居酒屋chara様、ふくちゃん様
皆様の支えがあってこそ、無事このプログラムは実施できました。感謝申し上げます。
リンク
▼ ゲストハウス島じかん・小笠原自然探検隊ONE
▼ 小笠原村診療所
http://www.ogasawaraclinic.jp/
▼小笠原海運
https://www.ogasawarakaiun.co.jp
▼ パパス・アイランド・リゾート
▼ 小笠原社会福祉協議会
https://www.ogasawara-shakyo.jp/
▼小笠原海洋センター
▼ チャーリー・ブラウン
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13121447/
▼洋風居酒屋chara
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13211596
▼ふくちゃん
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13095477
NPO法人AYAでは、今後も病気や障がいのある子どもたちの世界を広げられるようなイベントを開催してまいります。ぜひご参加や応援をしていただけますと幸いです!