2025年3月15日、はまぎんホール ヴィアマーレ(神奈川県横浜市)にて、AYAインクルーシブ 音楽フェスティバル in横浜を開催しました!
今回は、49組のご家族とスタッフ、計152名が参加しました。

ホールを1日貸切にして、歌に楽器に様々な音楽を楽しむという本イベント、AYAとしても初めての試みでスタッフも緊張していましたが、無事に開催することができました!
イベントの始まりはワークショップから。フェスで使うマラカスを一緒に作ろう!ということで子どもたちがノリノリで参加してくれました。アンケートでも、親御さんから好評をいただいたので、今後もイベント前に何か実施できればと思いました!!
参加してくれたご家族の素敵な表情が沢山撮れたので、もう少しだけ載せちゃいます!演奏前から皆のテンションは最高潮でした!
会場内は席が広く、子どもたちが音楽をリラックスして聴ける環境が整っていました。
「ぼよよん行進曲」から始まった第1部は、リズムに乗って楽しめる曲がたくさん!
アンサンブルメンバーの紹介を挟んで、2曲目の「おもちゃのチャチャチャ」では「チャチャチャ」に合わせて手拍子や事前に作ったマラカスを鳴らして盛り上がりました!
次の「しあわせなら手をたたこう」では、途中でテンポが遅くなったり速くなったりと楽しいしかけが!皆さん上手に合わせて手を叩いており、ウキウキで楽しんでいました。
ステージ前に座って大迫力の音楽を楽しんでいる子、踊っている子、歌っている子、手拍子をしたり、作ったマラカスを鳴らしている子・・・
皆が思い思いに音楽を楽しむ姿を見て、私達もハッピーになりました!
「世界中の子どもたちが」そして「ともだち讃歌」と続き、友だちや人とのつながりを感じさせる曲で第1部は幕を閉じました。
続く第2部は雰囲気が一転し、倉本さんのピアノ独奏。
照明も少し暗くなり、クラシックの美しい調べが会場に響きます。そんな中でも時おり子どもたちの声が聞こえ、思い思いに演奏を聴いている様子でした。
倉本さんのピアノの独奏は、力強く、たくましさを感じました。倉本さんは退形成性上衣腫という脳腫瘍の病気を患い、今も後遺症と闘っています。病気や障がいを持っている彼だからこそ、参加者の心に響く音がそこにはありました。子どもよりも大人を勇気づけてくれた、凄みのある演奏でした。
普通のコンクールや演奏会では静かな中、ピアノを弾かれると思うのですが、今回は子どもたちは声を出したり、音を出したりする中での演奏。
どれだけ集中力がいるのだろうと思うと、その凄さを肌で感じました。素敵な演奏ありがとうございました。
休憩を挟んで第3部は「夢をかなえてドラえもん」からスタート。途中「タケコプター!」のかけ声があちらこちらから聞こえてきました。
続く「パプリカ」は、子どもたちも大好きな曲。ダンスを踊る親子の姿が見られました。
「糸」はしっとりとした雰囲気で、人との出会いや縁を感じる歌詞に、皆さん聞き入っていました。
次の「ディズニーソング」では、アナと雪の女王から「イントゥ・ジ・アンノウン」と「レット・イット・ゴー」の2曲が披露されました。
最後となるYOASOBIの「ツバメ」は、「ともに生きる」ことをテーマとした歌。このコンサートのテーマともリンクするこの曲は、実はAYAメンバーの思い入れのある選曲でした。
最後は代表中川がサックス奏者として加わるというサプライズ!会場からは驚きの声が上がっていました。
「会場の皆さんも一緒に歌ってください」との声がかかり思い出に残る1曲となりました。
その後、拍手に応えてのアンコールでは「となりのトトロ」が演奏され、楽しい雰囲気でコンサートは幕引きとなりました。
ご家族の素敵な笑顔がたくさん見られた、そんな思い入れのあるイベントとなりました!!
参加者のこぼれる笑顔を沢山載せちゃいます!!
AYAドリームアンサンブル、倉本さん、中川の6人で奏でる音は会場の一体感や、笑顔をたくさんつくりだしていました!終演後は6人でパシャリ!今後も一緒にセッションしていきたいですね!!
4名のAYAドリームアンサンブルの皆さんは笑顔で、参加者をめいっぱい楽しませようとしてくださっているのが伝わり、感動しました。重ね重ね感謝申し上げます。
最後はスタッフ全員で!!1日本当にお疲れさまでした!!
今後も音楽フェスは定期的に開催してきます!!気になった方は、ぜひ遊びに来てくださいね~!!
参加者の声
- 会場が場所も設備も良く、内容も子供がとても楽しめるものでした。帰り道、何度も楽しかったと言っていました。第二部は、障害を持つ子供の親として、素晴らしい演奏に本人や親御さんの努力を想像し、大変感銘を受けました。
- 席も広々していて、音楽の音色に合わせて、周りを気にせず、ノリノリで楽しめました。広々と座れるイベントは中々ないので、安心して楽しく過ごせました。ありがとうございました。また、選曲も子どもの大好きな曲ばかりで、帰って何度も一緒に動画を見返して、一緒に歌ってニコニコしていました。
- 2回目のイベント参加でしたが、今回も大満足、親子で楽しい時間を満喫できました。中3の息子は特別支援学校で「コンサートなどは座って静かに聴く」と練習を積んでいるので、歌っていいし立って踊ってもいいよ、と言ってもなかなか動かなかったのですが、パプリカの頃には跳ねて歌ってからだ全部で楽しさを表現でき、すごくいい顔をしていて、親としても嬉しかったです。本当にありがとうございました^ – ^
- 子供がクラシックも含め音楽が好きなので、生で聴かせてあげたいなと思いつつ、静かに座っていられるか心配で何年も先になるかと思っていましたが、このような機会のおかげで参加することが出来て本当に嬉しかったです。親子共々楽しめました。電気を暗くしない、席の間隔に余裕がある、声出してOK、途中退席可と、挑戦してみようと思わせる環境作りをしてくださっていてありがたかったです。
- 子どもは視覚障害を併せ持つ重複障害児です。0歳の頃から今まで、様々なコンサートを鑑賞したり、イベントに参加したりしてきました。その中でも、今回のコンサートが一番楽しめました。「周りの迷惑にならないだろうか…」という気持ちを持ちながら鑑賞していた自分に気づき、もしかしたら今まで自然に音楽を楽しめていなかったのかな、と感じました。また、一緒に行った兄弟もとても楽しんでいました。病児・障害児の育児は辛いことも多いですが、このように支えてくださる方々のおかげで、前を向いて歩くことができます。本当にありがとうございます。
今回のイベント実施にあたり、企画に賛同いただきご支援くださいましたはまぎんホール ヴィアマーレ様、誠にありがとうございました。
また、本企画は神奈川県が提供するマグカル展開促進補助金と公共財団法人・つなぐいのち基金様からの助成を受けて実施することができました。重ねて御礼申し上げます。
助成
神奈川県マグカル展開促進補助金(詳細はコチラ)
つなぐいのち基金(詳細はコチラ)
リンク
▼はまぎんホール ヴィアマーレ
https://yokohama-viamare.or.jp/viamare.html
NPO法人AYAでは、今後も病気や障がいのある子どもたちの世界を広げられるようなイベントを開催してまいります。ぜひご参加や応援をしていただけますと幸いです!