2025年10月10日〜15日、5泊6日の日程で小笠原諸島に4組のご家族とAYAのスタッフ5名合わせて19名で行ってきました!

小笠原諸島に向かうには、小笠原丸に24時間乗船して向かう必要があり、船中泊が行き帰り1泊ずつ合計2泊が必要な旅程になります。
船内は強い揺れがある点、24時間拘束されるという点で、病気や障害があったり、医療的ケアが必要なお子さまにはなかなかハードルが高い環境です。
AYAは「医療従事者の帯同」という形で、小笠原までの航路をカバーさせていただきます。今回は医師で代表の中川と看護師3名とスタッフ1名の計5名で帯同しました。
また小笠原諸島に着いてからも、現地の診療所と連携し、何かあった時の備えは万全です。海へ入る際はダイバーの看護師も帯同しています。
今年も去年に引き続き、4組のご家族をお連れすることができました!
– 1日目 –
11時竹芝港から出航の小笠原丸に乗り込みました。

船内では大きな和室を4家族とAYAスタッフで使用させていただきます。

近くに身障者用のトイレやシャワー室もあり、小笠原海運様には毎年ご配慮をいただいています。
– 2日目 –
父島の二見港には11時に到着、現地のスタッフの方が出迎えてくださいました!

「みんなただいま〜」「初めまして」「これからよろしくお願いします」と挨拶が飛び交う中、記念撮影。
昼食をみんなで食べ、今回の宿泊施設であるパパス・アイランドリゾートにチェックイン。
チェックイン直後に歩いてすぐの大村海岸に向かわれるご家族も!元気な子どもたちのパワーには圧倒されます!
夕食は皆でチャーリーブラウンさんで現地のご家族とともに食べました。


チャーリーブラウンさんは3年間毎年、利用させていただいています。ピザやハンバーグなど、とっても美味しいです。
– 3日目 –
3日目は待ちに待った、イルカツアーの日です!
小笠原自然探検隊ONEの石井さんご家族と現地の看護師の亀崎さん、阿部さんと共に海へ出航!


午前午後に分かれて2組ずつで、出発!
野生のイルカを間近で観察することができました。


イルカと出会えると、大人も子どももみんなで大はしゃぎ!
シュノーケリングでは綺麗なお魚を見ました!


子ども達は、船の先頭に座って風を感じたり、船からダイブしたり、イルカを見て興奮したり、シュノーケリングで綺麗な魚を見たりと思い思いに楽しんでいました。


初めて海に入った子どもさんも。初めての体験がいっぱい増えて、目をキラキラさせている子ども達、そしてそれを見て喜ぶたくさんの大人達。とってもいい時間を過ごせてハッピーな気分になりました❤️




そして、海がとっても綺麗でした!この青さ!
夕食は昨年に引き続き、洋風居酒屋charaさんへ。現地の島寿司や海亀のお刺身なども提供してしてくださるので、小笠原料理を満喫できます!みんなで美味しくいただきました!


– 4日目 –
4日目は社会福祉法人 明老会様に福祉車両をお借りし島内観光へ。
午前は、小笠原水産センターの水族館にお邪魔したり、小笠原海洋センターで海亀に餌をやって遊びました。


小笠原水産センターでは魚の歯磨きにみんな夢中に!水族館ではいろんな魚が見られます!


海洋センターで海亀に餌やり!


みんなで海亀と記念写真も撮りました!

海洋センターの近くの製氷海岸にはブランコがあってフォトスポットに!


午後は扇浦海岸で海遊び。台風23号の影響で波が高く、波乗りをしたりして楽しみました。


今年は天候に恵まれ、ウェザーステーション展望台で夕陽を見ることもできました!
ウェザーステーション展望台では小笠原村長の渋谷村長さんと遭遇!一緒にお写真を撮らせていただきました📷



最後の夜は、島の皆さんとの交流会を居酒屋ふくちゃんさんで開きました。
小笠原村診療所の亀崎先生と船に一緒に乗ってくれた看護師の亀崎さんファミリー、
船を出していただいた、石井さんファミリー、
小笠原丸でたまたま出会った、中川の友人ご夫妻などなど総勢31人!

大宴会を開かせてくださったふくちゃんさんには感謝しかございません。
子どもたちはカードゲームで仲良しに。大人たちはゆっくりみんなと交流できて、素敵な時間を過ごすことができました!


帰り道にはみんなで星を見に海岸にも行きました。
島の方々との交流は、AYAの小笠原プログラムならでは!来年も続けていきます!

– 5日目 –
あっという間に5日目になってしまいました。最終日は港での集合時間まではフリータイム。
チェックアウトの11時までに、おかわり海遊びに出かける家族も!


近くに海岸がある素晴らしい立地!パパス・アイランドリゾートさん、今年もお宿を貸していただき本当にありがとうございます🙏
15時の船の出航時にはお見送りに現地のスタッフの方が来てくださいました!


作ったレイを首にかけてくれ、別れを惜しみました。
小笠原でお別れする際は「さよなら」ではなく「いってらっしゃい」と声をかけられます。また戻ってきてねという意味でそういう風習なのだそうです。


いただいたレイは船内から海に投げ入れて、また戻ってきたい気持ちを伝えます。
また必ず戻ってこよう、そんなお別れになりました。
(ちなみに来年も小笠原プログラムはやりますので、AYAメンバーは戻ってくる予定です!)
昨日に続き、小笠原丸では夕陽を見にいきました。


– 6日目 –
朝から大きな虹の橋を発見!テンションが上がりました!


帰りの船は大揺れで船酔いする子どももいましたが、大事には至らず、無事竹芝旅客ターミナルまで戻ってきました!最後にみんなで写真を!行きに比べみんな焼けてますね〜😊

とっても良い顔。また再会したいね!と後を引きつつ、お別れしました!
参加者の声
- 楽しかったにつきます!!
- とにかく青い海、青い空、島の皆さんの優しさに感動でした!
 又、数日間、一緒に参加されたご家庭のお父さんお母さんの子育て、一生懸命お世話をする姿を見てリスペクトです。いい刺激をもらいました!皆さんとの出会いに感謝です!
- 遠いが、思い切って参加して良かったです。何より子供が楽しそうでした。学校や放デイでは旅の思い出をたくさん話したそうです。お友達ができたと言ってました。島の方々もみんな優しく、温かく受け入れてくれて親戚のところに来た気分でした。なかなかできないことを経験させてくださってありがとうございました。
- 自分たちだけで旅行に来ただけではこんなに素敵な日々にはならなかったと思います。AYAのみなさんが築き上げた素晴らしい人脈と、たくさんの準備やご配慮のおかげで、島の人々の温かさや、小笠原の自然の素晴らしさをより一層感じることができました。
- 障害のある子を連れていると、「ベビーカーのままで入っていいですか?」「歩けない子ですが参加できますか?」などたくさん尋ねては断られる、という経験がつきものです。ずいぶん慣れましたが、それでも気持ちが削られるような作業です。今回はAYAのみなさんが手配してくださったおかげで、そういう質問も全くせずにすみ、特別な子を育てているという感覚をもたずに過ごせた旅行でした。とても幸せでした。そういった心理的なハードルが下がって、参加しやすいのも、自分たちだけの家族旅行とは違うありがたさだと思います。
参加した4組の家族からはこのような声をいただきました。4組のご家族ともに楽しんでいただけたようでよかったです。
AYAでは来年も小笠原プログラムを実施できるように準備をしてまいります!ぜひご参加をご検討ください。
今回の小笠原プログラムは多くの方の助けがあって実施できました。
フェリーの小笠原海運の関係者の皆様、
宿泊先のパパス・アイランド・リゾート様、
イルカを見る船を出してくださった小笠原自然探検隊ONEの石井さんご家族、
小笠原診療所の亀崎先生、奥様で看護師の亀崎さん、
福祉車両を貸してくださった社会福祉法人 明老会の皆様、
現地で食事を食べさせていただいたボニーナ様、チャーリーブラウン様、洋風居酒屋chara様、ふくちゃん様
皆様の支えがあってこそ、無事このプログラムは実施できました。感謝申し上げます。
リンク
▼小笠原海運
https://www.ogasawarakaiun.co.jp
▼ パパス・アイランド・リゾート
▼ ゲストハウス島じかん・小笠原自然探検隊ONE
http://ogasawara-one.com/
▼ 小笠原村診療所
http://www.ogasawaraclinic.jp/
▼ 社会福祉法人 明老会
https://www.meiroukai.net
▼小笠原海洋センター
https://bonin-ocean.net/
▼ ボニーナ
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13129314
▼チャーリー・ブラウン
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13121447/
▼洋風居酒屋chara
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13211596
▼ふくちゃん
https://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13095477
NPO法人AYAでは、今後も病気や障がいのある子どもたちの世界を広げられるようなイベントを開催してまいります。ぜひご参加や応援をしていただけますと幸いです!




