2024年4月1日付で、障がい当事者で医師でもある雪下岳彦氏がNPO法人AYAのアドバイザーに就任しました。
この度、大学講師、スポーツ庁参与、プロスポーツチームドクターとして活躍し、ご自身も障がい者の一人としてX(旧Twitter)にて「#世界の車いす席」を広める活動をされている雪下氏をアドバイザーにお迎えしました。障がいを持っている当事者の視点や医師としての視点からAYAの事業に助言をいただきます。そして、その豊富な知見やネットワークを活かして、AYAから「幸せの輪」を社会全体へ広げる活動にご協力いただきます。
NPO法人AYAは、スポーツ・芸術・文化との出会いや触れ合いを通して、「病気と闘っている・障がいとともに生きている・医療的ケアが必要である」子どもたちの世界観が広がる場をこれからも提供してまいります。
雪下岳彦氏 コメント
このたび、縁あってアドバイザーに就任することになった雪下(ゆきした)です。私は脊髄損傷という怪我の影響で、首から下がほとんど動かせず、電動車いすを使った生活をしています。アメリカに留学した際、とても気軽に野球やアメフトの試合を見に行くことができて感動しました!日本でも、このような環境で過ごせるようになったらいいなという思いから、AYAの活動に参加させていただくことになりました。よろしくお願いします!
雪下岳彦氏 プロフィール
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後は車いす生活となる。1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学マノア校、サンディエゴ州立大学大学院に留学。2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。2012年より、順天堂大学医学部非常勤講師。2016年から18年まで、スポーツ庁参与。2020年より、千葉ロッテマリーンズのチームドクターに就任。